コーヒー豆の品種で聴いたことがある人も多いエチオピアコーヒーですが、実際にはどのような味なのでしょうか?
この記事では、エチオピアコーヒーがどのようなものかということから、味や香りまで詳しく紹介しています。
また、おすすめの焙煎度合いも解説しているので、エチオピアコーヒーを飲みたい人はぜひ参考にしてみてください。
エチオピアコーヒーとは?
エチオピアコーヒーとはそもそもどのようなコーヒーなのでしょうか?
詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
コーヒー発祥の地
エチオピアはコーヒーの発祥の地だと言われています。
諸説はありますが、エチオピアの羊飼いのカルディが買っているヤギが赤いコーヒーの果実を食べるのを見ました。
それを見たカルディがコーヒーの果実を真似して食べたところ、元気になったということから、コーヒーの飲用が始まったといわれています。
モカコーヒーの原産地
モカコーヒーと呼ばれるコーヒー豆のほとんどがエチオピア産のコーヒー豆を指します。
モカとは紅海を挟んでエチオピアの対岸にあるイエメンの港の名前です。
モカコーヒーはイエメンのモカ港から出荷されたコーヒー豆のことを言います。
エチオピアでは貿易が盛んではいないのでモカ港から多くのコーヒー豆が出荷されていました。
それが現在でも続き、モカコーヒーというブランドが出来上がりました。
エチオピアコーヒーの特徴
エチオピアコーヒーの主な特徴を紹介します。
他のコーヒーにはないような特徴があるので、知っておいて損はありません。
品質の高さに対する値段の安さ
エチオピアのコーヒーは世界最高峰の香りを誇るといわれています。
高い栽培技術とコーヒー豆の精製方法のクオリティの高さがその香りにつながっています。
香りの高さから高い評価を受けているのにも関わらず、値段が安いということがエチオピアコーヒーの特徴です。
品質が高く評価されているコーヒー豆も他の生産地と比べると、比較的安く購入することができます。
様々な味わい
エチオピアのコーヒーは様々なタイプの栽培方法と生成方法を使っています。
伝統的にはエチオピアのコーヒーはナチュラル(非水洗処理方法)と呼ばれる方法が使われており、この方法によりモカ香と呼ばれる香りが生み出されていました。
近年ではエチオピアコーヒーではナチュラル(非水洗処理方法)だけではなく、ウォッシュド(水洗式)と呼ばれる方法も使われ始めています。
農園により様々な精製方法が使われていることによって、色々な味わいを楽しむことができるようになりました。
エチオピアコーヒーの味・香りは?
エチオピアコーヒーには主に2種類あるので、コーヒー豆を購入する際に注意してみるとより楽しめます。
エチオピアコーヒーの味や香りを詳しく紹介しているので自分の好みに合っているか確認してみてください。
ナチュラル(非水洗処理方法)での味・香り
エチオピアコーヒーのナチュラルはフルーツのような果実感のある味わいが特徴です。
その味はベリーやアプリコットなどの甘酸っぱい果物によく例えられます。
後味には紅茶のような香りが広がり、嫌な苦みが広がりません。
質の高いエチオピアコーヒーはコーヒーの飲んでいないような感覚になります。
ウォッシュド(水洗処理方式)での味・香り
エチオピアコーヒーのウォッシュドはフローラルな香りが広がるコーヒーです。
その香りはジャスミンやバラによく例えられます。
ナチュラルのエチオピアコーヒーよりもさらにすっきりとした味わいになっています。
ウォッシュドのエチオピアコーヒーもナチュラルと同様にコーヒーではないような味わいが特徴的です。
エチオピアコーヒーのおすすめの焙煎度合い
エチオピアコーヒーのおすすめの焙煎度合いを紹介します。
自分の好みの焙煎度合いがない人や、エチオピアコーヒーを最大限楽しみたい人はぜひ試してみてください。
ミディアムロースト~ハイロースト
エチオピアコーヒーはミディアムロースト~ハイローストの中煎りがおすすめです。
浅煎りですと味があまりでなく、深煎りですと苦みによりエチオピアコーヒーの華やかさや果実感が損なわれてしまいます。
なので、バランスの良いミディアムロースト~ハイローストが好まれます。
エチオピアコーヒーまとめ
エチオピアコーヒーは果実を感じられるフルーティなコーヒーです。
飲みやすいコーヒーなので食後やティータイムに非常に適しています。
エチオピアコーヒーを飲んだことがないという人はぜひ飲んでみてください。